2009/02/01

とうとうやってきた!本番の日。 

maker's dinner 特別編  ~注目テロワールのこだわりグレープグロワー(栽培家)を迎えて~ 
 『勝沼「菱山」ヴィンヤーズディナーin 日本橋 
 ~菱山自然野菜と菱山ワインのマリアージュ~ 』 


朝から落ち着かなかった。 

仕事場を引越し、借りていたアパートの一室の掃除を3日かけて徹底的にやったのだけど、夜になってなんとなく熱っぽい感じがしていた。 

ちょうど台所にあったキウィフルーツでビタミンCを補給し、QPコーワでビタミンB群を補給し、早く寝ようとしたけど、結局お客さんに配る菱山案内の印刷が夜中までかかってしまったのと、やっぱり寝付かれなかったのだ。 

朝10時過ぎに同行者さんたちを車で迎えに行き塩山駅へ。 10:45分のあずさで東京入り。 
まずは有楽町へ向かう。 
ランチは今年初めての「とかちの・・・」。 
店長に年始のご挨拶をして2度目のランチをいただく。 
前回は平日だったので確かサンドイッチだったが、今日は豚のソテーのランチセットをチョイス。しかもノムリエのM森君と一緒にグラスワインをいただく。いやぁ、昼のワインは廻る廻る。まいう~(^^)である。 

ビックカメラでM森君がネット直販で購入予定のDELLのノートパソコンを物色。 
見てるだけ~。
目 

そして神田へ移動してホテルへチェックイン。 

16:30 いざ出陣。なんとなく気分はGメン’75。話をしながらも頭の中ではあのテーマソングが流れていたのであった。
ムード 

簡単な打合せをし、準備をしていると 
18時スタートなのに17時半前に既にお客さんが寄り始めた。 
よーーーーーーーーーーーーーーーっし!いよいよだぁ! 
ちょっとだけ緊張感が漲ってきた。 

スタート予定の18時にはほとんどのお客さんが入られ、チョイ遅れ程度でスタート。 


nabeさんの司会でいよいよ幕が上がった。幕はないけどね。 

既に最初の甲州果汁のサングリアがサーブされる。 

今回は乾杯無しにして、自動車レースで言えばローリングスタート。 

あ、写真撮り忘れた。 
我が家のスペシャル甲州果汁をかざま甲州(これだけは都合により菱山ではなかった)で割り、炭酸をちょっとプラスしたサングリア風の食前酒。 

あ、口当たり良すぎ。おかわりしたくなった。 

これと一緒にサーブされたものは自家製葡萄フォカッチャ。 
去年の暮れに試作した甲州とベイリーAのなんちゃってレーズンを使ってもらった。 
後で聞いたら、フォカッチャそのものはちょっと醗酵がうまくいかなかったそうだけど、そんなことはちっとも気にならなかった。 
それよりも、種があったはずのレーズンなのに・・・ 
なんと一粒一粒種を抜いたそうな・・・恐れ入りました。 



↑これが問題のなんちゃってレーズン。茶色いのが甲州、黒いのがベィリーA。できたては乾燥させすぎで皮が硬くてとても食えない。それを○○漬けにすることで、えー!こんなに!?てなことになる。それがマスダマジック。

そして最初のワイン。
勝沼醸造が葡萄栽培者別に仕込んだワインの中から「三森紀行」をチョイス。 
サッパリした柑橘系の香りと樽香がほのかに香る甲州のスタンダード的な味わいのワインに合わせられた料理は「雪化粧カボチャのクローヴパイ グリエールチーズ」 
おーなんともシンプルな味わい。 
カボチャの自然な甘味、種の香ばしさ、パイのさくさくした食感とワインが口の中でマリアージュ。まいう
~(^^)。

当初の緊張もマスダマジックにより完全に解放された。 

ワイン2本目はダイヤモンド酒造の「ひしやま甲州」 
そして料理は「菱山産キタアカリ&枯呂柿のガレット」 
あれ?枯露柿じゃないの?と突っ込みを入れたお客様も約1名いらっしゃいましたが、ま、それはご愛嬌。いいんですこれで。 

さて、ひしやま甲州と言えば、甲州ワインの中でもちょっと異端的なイメージを持っていたのだが・・・。あの香りそして味わい。 
ところが昨夜のひしやま甲州はなんだか別物だった。 
なんだか刃を丸められたナイフみたいな感じ。 
それがこの料理とのマリアージュによるものなのか・・・ 
あの尖がっていたヤツが、結婚したらエラク丸くなっちゃった、そんな感じ。 
でもまいう~(^^)であることに違いはない。 

で、この辺でスライドショーを使って菱山をご紹介。 

次は我が「勝沼人の大地」に合わせるは「米沢豚とあぶら菜の香味焼き」 
スパイスを使っている割にスパイスの自己主張が小さいので、大地とバッチリ。 
これは本来はメチャメチャスパイシーなのにワインだけで煮込むことで結果的にワインのつまみに食べられちゃう我が仙人カレーと同じ道を行くって感じ。美味い。 

「クアトロ菱山果汁のグラニテ」も登場。 

我が家の完熟葡萄果汁で作ったシャーベット。 
ちなみにクアトロ(4種)はアジロンダック、マスカット・ベィリーA、巨峰&ピオーネである。 
我が家のピザ会でもクワトロフォルマッジョは定番中の定番。

後半は赤ワイン。 

最初は四恩醸造のローズ2008。 
このワインに合わせる料理が一番悩んだそうだが、なんとそれは「菱山野菜のおでん 田舎味噌」。 
しかしこのワイン、作り手の小林君曰く「究極のテーブルワインを目指す」と言うことなので、気取った料理よりも、日本の家庭料理的なものが合うことは間違いないのである。 
しかもこのワインは、マスカット・ベイリーAに甲州がちょっと加わっている。 
そのせいか、色は赤いが、赤ワインとしてとらえるよりは赤い白ワインと見た方がいいかもしれない。 
だからこそこのワインにおでんが合っちゃうのだ。 
そしてそこに味噌。2年ものと3年ものの味噌をブレンドしてさらにワインビネガと、私の記憶が確かならば味噌の中にタカノツメが入っていたような・・・ 

ところがこのおでん。中でも極太の牛蒡との合性が良かったのは、我が勝沼人の大地の白だったりして。ちなみに標高がほとんど同じの甲州の圃場の近くのお宅から提供していただいたものである。


そして最後は我が「勝沼人の大地」赤と「marche’ハヤシライスとパンダ豆」。 
なんとハヤシライスである。 
このハヤシライスはメチャうま。 
ちょっとまだ若い感じがする2007の大地だけど、そのほのかなバニラ香がハヤシライスのドミグラスソースに妙にマッチングー。


てなことで、もうもうもう大成功! 
感動したぁ!


おいでいただきました皆様。本当にありがとうございました。 

で、これで味をしめて次回は・・・ 
ヨコハマが呼んでいるような気がするのだが・・・

と、その前に、この料理を再現して菱山ワイン会をやらなきゃ。
 

2 件のコメント:

  1. 秀ちゃん様

    31日のワイン会。本当にお疲れ様でした。
    当日、ひっそりと?参加させていただいておりました。

    どの料理とワインも組み合わせがすばらしく、大変美味しくいただきました。まさに、枡田マジックですね!

    個人的に一番はまったのが、「雪化粧カボチャのクローヴパイ グリエールチーズ」と「三森紀行」の組み合わせ。

    かぼちゃの甘さが、菱山特有の酸を弱めてしまうんじゃ?と思っていたところ、逆に酸を引き立てる感じが意外で面白かったです。

    あと、あの「おでん」! 極太の牛蒡にはびっくらこきましたw しかも、旨すぎ・・・ おでんと甲州は、結構好きな組み合わせなのですが、ベリーA?と思っていましたが、確かにローズなら合わせられますね。

    それから、銀月味噌の中には、間違いなく鷹の爪が入っていましたよ~

    同じ産地の料理とワインで楽しむマリアージュ、とても楽しく参考になりました。

    あの味噌でモロキューを甲州片手に楽しみたい、ベニパパでした。

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  2. なんとー!
    ベニパパさん、名乗ってくださいよ~!
    少し各テーブルを回ろうと企んではいたものの
    料理に夢中になってついつい時間が・・・。
    でも、その辺にお座りでした?

    あの味噌でモロキュー。実はつい先日銀月食堂で食べた話をしたら、あーなりました。

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