2009/08/30

おかげさま

3週間も畑に行かなかったら、収穫間近のアジロンがとんでもないことになっていた。
ものすごい晩腐。
収穫が1週間遅かった感じもするくらい。
怪我さえしなければ対策が打てたのに・・・というところだったけど まぁそれは今となっては仕方ないこと。
で、収穫どうしようと。
ちょっと前までは助っ人が二人の予定。 しかし、そのぶどうの状態を見た限り、そのお二人がどんなに頑張ってくれたとしても間に合うレベルじゃない。
そうしたら、30日に巨峰を食べに行きたい!っていうお方が友人を大勢引き連れて来てくれると言う。しかも収穫作業大歓迎ときたもんだ。
それが蓋を開ければ9人も。 合わせて12人もの強力な助っ人を得て、おかげさまで本日無事アジロンの収穫を完了したのであった。
いやぁ、台風が接近しているからっちゅう訳じゃないけど、嵐のような1日だった。 大量の晩腐の粒を土の肥やしにした割には、予定通り約700kg収穫。
ってことは、晩腐にならなければ1トン近くあったっちゅうこんじゃん。
みんなぁのおかげさま。
ありがとう!
それはさておき、この大量の笠紙なんとかしなきゃ、って思っても今夜の風でみんな飛ばされちゃってるんだろうなぁ・・・。と不本意ながら笠紙を回収できなかったことへの罪悪感たっぷりなのだ。

2009/08/22

キングデラ終了

今日でキングデラの収穫終了。今年も相変わらずの大人気で、全てのご注文にお応えしきれるかどうかドキドキだったけど、何とか対応できて一安心。来年はもうちょっと作り方考えないとなぁ。

そして今のぶどう畑の様子。 これは巨峰だけど、黄色い葉っぱが増えて、なんだかもうすっかり秋みたい。もっとも、暦の上じゃ秋だけどね。

普通ならまだまだ青々としていなきゃいけないのに、戻り梅雨のときに増えた病気のせい。

さて、これから収穫するぶどう、袋の中でどんな顔をしているずらか。

そして今年もテスト中、ぶどうの鮮度保持袋。
テスト初年度の去年は、一月もの長期にわたり軸枯れなく青いままでいたのでビックラこいた脅威の鮮度保持力。
今年は離島への発送に威力を発揮させるべくサンプル数をいっぱい増やして試験。来年の商品化に向けて実績作り中。
今年、南九州、沖縄地方、北海道、離島などお届けに2日以上かかる地域への発送に使います。

2009/08/20

世代交代

ピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピー
別に永渕剛のトンボを歌っているわけじゃありません。
6年近く使ったパソコン用の無停電装置が、いよいよバッテリー寿命がきたみたい。
本当はもう数ヶ月も前から時々鳴っていたけど、騙し騙し使っていたのだ。仕方なくバッテリー交換しようとメーカーサイトを覗くと・・・
そこには冷たい一言。「サービス終了。」
型番も新しくなっているから、もしかしたらコネクタも変えているかも。
そんな不安を抱きながら、オンラインショップを覗いたら、今までの2個分よりも容量は小さいものの、不安な新品バッテリーを買うよりも安いアウトレットモデルを発見し、即買い。
ということで、外じゃ政権交代が叫ばれている中、我が家の無停電装置は世代交代。
どこがアウトレットなんだろうと思っていたけど、今日届いた品物を見ると、包装の袋が破れている程度で、品物の外観上は全く傷もなし。あとはサービス期間が短いのかもしれない。
ま、それはさておき、久々に静寂な仕事場が戻ってきた。

2009/08/19

歩けなくなって一番の気がかりが畑の草。
刈ろうとした日、つまり事故った日から早半月。
今日は草刈り機メーカーの営業所の人たちが4人で草を刈りに来てくれた。

いつもは自分はゆっくり低速で刈っている畑を、高速で舞うように刈っている。
だってコンクリートの杭がおっかねぇじゃん。
昨日もメーカーから補償交渉に3人の方が来たので、開発担当者にぜひ現場を見てもらいたい、恐らく自分たちが想定していない使い方をしているはずだから、と訴えたものの、意外と自分の普段の使い方は開発者の想定内だったりして、と思ったりもして。
ま、何はともあれ、懸案の草刈りが済んでひと安心。


ほんでもって、久々に家の上の畑の巨峰を見てみた。
久々の写真撮影。 これは巨峰の中でも早生品種の紫玉(しぎょく)という品種。
棚下には、刈り取ったばかりの草の匂いに混じって、巨峰の甘い香りが漂っている。
間もなく収穫開始だ。来週からかな。
袋を開けたら病果がいっぱい!なんてことになっていなければいいけど。
実は写真の房も裏側には病気の粒が一つ、二つ・・・。ガツカリ。

2009/08/17

さぶっ!

今朝はこの時期にしては珍しく寒くて目が覚めた。
タオルケット1枚じゃ凍えそうなほどの寒さ。
どんだけ~?と思って温度計見ると、意外にも20℃もある。
20℃ってこんなに寒かったんだぁ、と言う感じ。
毎朝こんなに寒いわけじゃないけど、今年は寝苦しかった夜は1回あったかどうか。
毎日、陽が沈めばスーッと涼しい風が山から下りてきて、エアコンの必要性など全く感じさせない。
また一年無駄な出費を先送りできた感じ。
昼は暑く、夜は涼しく。今年の昼夜の寒暖差は平年以上じゃないかな?
そのせいで今年のぶどうは、味だけ見れば、序盤は酸抜けが悪かったけど、甘いだけじゃなくて、酸味がしっかりと味わいの骨格を作っているようで、なかなか美味い。
こんな調子で10月まで行ってくれんかなぁ・・・。

2009/08/14

いよいよ収穫が本格化

暑~い、夏らしいおてんとさんが頑張ってくれているので、ぶどうの味がどんどん良くなっていきます。
デラウェア、キングデラと収穫が本格化しました。

いつもの通り、我が家からの送りぶどうの最初の仕事は、お届け先の在宅確認から。
在宅の確認とお届け時間のリクエストを伺いながらのいわゆる予告電話。
そうすることで、現地の配達員さんが持ち歩く時間を最短にすることができますので。
もし長期不在のところへお届けしても、誰も笑顔にはなれませんからね。たとえそれが半日であっても、「ご不在持ち帰り」には絶対にしたくありませんから。
ですから、確認が取れない場合はたとえ配達日指定であっても発送を見合わせます。

そして確認が取れたお届け先から発送準備に入ります。

贈った方も贈られた方も、そしてお送りした私たちも皆が笑顔になりますように。

2009/08/12

やっと晴れ晴れ

台風9号の直撃を免れ、豪雨もなく、やって来た来た本当の夏。
実は昨日が梅雨明けでした、という感じです。
が、しかし、松葉杖では畑に近寄れず、歯がゆい今年の夏。
第一味見担当の自分が畑に出られないので、今年は第二担当のお袋が味見役。
そして親父がチョッキンのパターン。家に戻っていよいよ第一担当が味チェックという体制です。
なぜ親父が味見担当でないかって?
それは適材適所でございます。(笑)

今年はこれまでの日照不足がたたり、酸の抜けがいまいち。多少の日照不足でも糖度だけは問題なく上がり、とりあえず20度前後です。
酸味は味を締めるので、全くないよりは少しあった方が味わいは良くなるので、今の酸味がまろやかになればベリーグッド。後を引く旨さになるのです。

しばらくなんだか静かな夏だなぁ・・・と思っていたら、そうです、せみが鳴いていなかったのです。
今、せみが喧しく鳴き出したので気がつきました。
やっと夏です。
当分このままおてんとさんに頑張っていただきたいです。

2009/08/05

あり得ない

実は昨日乗用草刈り機で大事故を起こしました。
それこそ不幸中の幸いで、けがは命に関わるものではなく済んだのですが、
この機械、とても便利だからついついその便利さだけに気が向いて何も考えずに使っていたのですが、
今回の事故でこの機械には農機具として以前に、乗り物として重大な構造的欠陥があることを思い知らされました。

それは、ある条件が揃うとブレーキが全く効かなくなること。

かつて自動車の仕事に携わっていた人間としては、走る、曲がる、止まるの三大要素が機能していないものは車ではなく、
ましてやそれを商品として販売することは殺人の道具を売っているのと同じで、相当な社会的責任を負う覚悟があるとしか思えません。
平らなところでは起こりえない事故ですが、と言うことは、この機械は傾斜地で使うことを全く想定していないとも思える構造であります。

話に聞けば、実は同じ経験をされた人がいると言う。
なのに改善されないのは、いかに製造者が使用現場を見ていないかということが手に取るようにわかるのです。
説明書に明記してあるからOK(免責される)じゃないんです。
ブレーキが効かないということが、整備不良ならともかく、構造的に起こりうるなんてことはあり得ない話です。
しかもそれをメーカーの人間はあたかも当たり前のように話します。

今や草生栽培が増えて、乗用の草刈り機を使用している農家はとても多いです。そして事故も多いです。
この機械を傾斜地で使われている農家の皆さん、十分に気をつけましょう。
この機械は、ブレーキが効かなくなることが普通に起こり得るのです。

メーカーには「構造的に難しい」なんていう言い訳は許されないと言うことを肝に銘じて製品を作っていただきたいものです。
私はかつて自動車レースの車を作っていましたが、当時上司からよく言われたものです。
「この小さなナット一つに運転手の命がかかっていると思え!」
「常に自分が運転手の命を預かっていると思え!」って。
この機械を作っている人にそういう自覚がありますかね。

2009/08/01

草刈り三昧

今年復元した遊休農地の草刈りが、ほぼ2週間かかってやっと終了。
一番最後になった畑は、「そろそろ刈らなきゃ」から半月も経って、草丈が棚に届いてしまった。

しかも今日は曇りのはずが一時的に太陽が出たら強烈な陽射しで、干物になりそうな気分で刈り払い機を振り回して悪戦苦闘。
とにかく体力を食われた。
そして隣の畑に入ったら、そこらじゅう結構広い範囲で茶色くなっているではないか。
見事に地面を掘り返されていた。
犯人は奴等しかいない。ブヒブヒ。
深く掘り返されていたら大変だったけど、表面だけだったから、草取りご苦労さんという感じ。
新しい畑の草刈りが終わったと思ったら、今度はいつもの畑の草もかなり伸びてきた。
いよいよちゃんと梅雨が明けそうだから、マメに草を刈らないと。
いつまでたっても草刈りが終わらないや。