2010/11/27

ぶどう蔓ツリー2010モデル

今までは真ん中に支柱を立てた作り方をしていましたが、今回は蔓だけを使ってオベリスク風の作り方にチャレンジしてみました。
今回は依頼を受けてお店に飾るため、キャスター付きの花台をベースに使って見ました。
今回使う予定の蔓は、デラウェア、ベーリーA、巨峰の3種類の太さのもの。 まずはベースのサイズに合わせて巨峰の太い蔓でリングを作ります。
次に約1mほどに切り揃えた太い蔓を10本束ねて、先端から10センチほどのところをタイラップで軽く縛ります。

蔓の反対の端を最初に作ったリングに止めていきます。
10本全部を止め終わるとほらこの通りオベリスクが出来上がります。
もう1つリングを作って中間に止めます。 デラウェアの細い蔓を使って、下から10センチくらいの高さまでざるを編むように横糸のように蔓を挟みます。
一番下のリング、その上の編んだ部分、そして中間のリングに蔓を引っ掛けるようにして隙間がなくなるように蔓を挿していきます。隙間が全部埋まるようにはいきませんが、全体的にくまなく蔓が挿し込まれたらほぼ完成。
最後に外側に広がるように伸びた蔓を切り込んだりしながら、麻紐で上からグルグル巻いて完成!
本物を見たい人は横浜のワインバーへ行こう! あ!中にランプを仕込んでもよかったなぁ。

2010/11/21

南信州の旅

と言っても、今年委託したジュース工場に原料ぶどう搬入時のコンテナを回収に行ったのでした。
それにしても昨日は見事な快晴。
9時頃同行してくれるおでんちゃんと一緒に山梨市駅前のトヨタレンタカーで小型トラックを借りてGO! 途中の八ヶ岳PAでまずは八ヶ岳をパチリ。手前の山の紅葉がきれいだ。
諏訪の手前で工事のための大渋滞にハマり、予定の11時半着は難しいかも・・・と思ったけど結局チョイ遅れの昼前に松川町の工場に到着。
この辺りはりんごの産地。今は収穫の最盛期で、どっちを向いてもたわわに実ったりんごの木がたくさん。
今はフジの収穫真っ最中。 ここは家から見る南アルプスの鳳凰三山のちょうど裏側。 お土産に格外のりんごを買っていざ帰路へ。
途中の駒ケ岳SAでお昼を食べようと思ったら、なんと駐車場満杯で断念。紅葉シーズンだからなぁ・・・。結局諏訪湖まできてやっとランチ。
いい天気で、最高の行楽日和でした。往復約300km、男2人でドライブも、まいっか。

2010/11/14

枯露柿作りか~いし!

枯露柿作りの第一歩は、柿の収穫から。
枯露柿に最適な甲州百目という品種。だったと思う。
家族3人に協力助っ人が入り、4名で収穫。
収穫量は去年よりも若干多かったかな。
そしてそしてお楽しみ今年のユニーク柿。
今年はだいぶ少なめだった。
まずはさながら夫婦柿。
ちょっと照れます。
そしてこれは4つ又。
さて、次の作業は数日置いて皮剥き、そして硫黄による薫浄、そして干し。 20~25日干して完成の予定。
でも寒くなってくれないとなぁ・・・。

2010/11/04

あとめっけ

久々に散歩復活。 1時間で約5000歩。
今日は比較的ゆったりペース。
葉っぱの色が黄色くなり出したベーリーAの畑に回ってみた。

棚のあちこちに副梢に生った小さな房が実っている。
いつからかこれを“あとめっけ”というらしい。
一粒つまんでみると・・・ う~ん、美味い。
糖度は決して高くないけどなんとなくねっとりとした味わい。
今年のベーリーAの味をオイリーだっていう人がいたけど、こういうことを言うのかなと。
そしてキングデラの畑にもいくつかあった。
デラウェアよりも小さい粒。
つまんでみると・・・ 元々種なしのはずなのに種がある。
そしてこれは甘~い。
そうこうしているうちに辺りはどんどん暗くなる。
今日は南アルプスがオレンジのグラデーションをバックに浮かび上がっている。
昔ユーミンの歌にドーンパープルってのがあったなぁ。
空の青さに徐々に赤が混じって紫になり、そして暗闇に続いていく、まさに夕暮れ時のグラデーション。
そして瞬き出す宝石のような灯り。
輝きは寒くなるにつれて増えていく。
この景色は何十年見続けても飽きないんだよなぁ・・・

帰って糖度計ってみたら、ベーリーAは19度、キングデラは23度だった。 ベーリーAのは特に、葉が落ちて霜が当たって、剪定の頃に少し萎びた粒をつまむとこれがまた美味いんだな。

2010/11/03

今年の柿事情

今年は柿の不作年のようです。
枯露柿の里として有名な旧塩山市松里地区でも、柿畑の大木に数えるほどしか実が着いていない木をたくさん見かけます。
今月後半あたりから枯露柿作りが始まり、一時期はその地区の家々の軒先にオレンジのカーテンが見られるようになるのですが、今年はその様そうも変わるかもしれません。
我が家でも親父が趣味で枯露柿を作ります。
ちょっと離れたところにある柿畑には15本ほどの柿の木がありますが、やっぱり生りは少ないです。
今年は枯露柿作り体験会でもやろうかと思っていますが、はてそんなことができるほど収穫できますかどうか。
で、足元ではなく頭の上に目をやると我が家の富有柿はそこそこ生っているのであります。
世間を見回すと、ほとんど生っていない木もあれば鈴なりの木もあり、完全な不作年とも言い切れない状況もあります。 枯露柿作りに必要なのは乾燥した冷たい風
なのに毎年温暖化で、枯露柿作りの時期が暖かく湿度が高いものだから、やれ乾かない、やれカビたなどと、年々苦労されている話を聞きます。
特に枯露柿は年内が勝負なので。
今年の我が家の枯露柿は親父の思惑通りに出来ますかどうか・・・。

いい天気


昨日は久々に快晴の朝。
南アルプスも白い帽子を被った。
多分甲府盆地で一番陽が当たるのが遅い我が菱山から盆地を望むと コントラストの段々が徐々に冬色を感じさせる。
近くの山の色も徐々に赤みを帯びてきた。あと1週間もすれば紅葉の見ごろになるんだろうな。

そして今日11月3日は甲州とベーリーAの新酒解禁日。
うちには全く無関係だけど、眼下に見下ろすぶどうの丘では賑やかに新酒祭りが開かれる。
酒飲みというかワイン好きにはたまらない季節がやってきた感じなんでしょうな。
そう言えばうちの勝沼人の大地2009のファーストラベルのリリースは一体いつになるんだろうか。
待ち遠しく思っている人少なくないんだけど・・・。

そして・・・
いつかはクラウン・・・じゃなくて いつかはドーム型のピザ窯に・・・
たまたま大量にいただいた耐火煉瓦を使ってピザ窯を作ろうという気になったのがかれこれ10年前。
とりあえず・・・の気持ちで練習として積み上げ式に作ったのが最初だったけど これがなんと実に具合が良くていつの間にか10年も使ってしまった。
時の流れの速さを実感しながらも、いよいよその日が来たかという感じで いよいよピザ窯の改修に・・・というかほとんど作り直し。
たまたまぶどう園の端っこでほとんどゴミと化していたコンクリート製の古い水槽を使って、ドーム型とはちょっと趣を異ならせますが、そんな雰囲気のある窯にしようと思います。
しかも今回はパンも焼けるタイプにするのが第2の目的なのだ。
寒くなるまでに完成を目指すものの、さていつになることやら。
ということで、10年間お疲れさまの現行タイプとこれから姿を変えるゾンビの如く蘇ったコンクリート製の水槽のツーショットからスタート。