2011/01/04

山里の記憶




 自分の生まれ育った山里の暮らしを記録に残そうと活動している友人がいます。
 彼はデザイナーであり、釣り人。 自分の会社を興し、仕事の傍ら渓流釣りを楽しみ、そして同時に渓流を育む山を愛し護る活動を始めた。
 「山里で暮らす人々の知恵や技を紹介し、その逞しさや繊細さを伝えることは出来ないだろうかと。
 (中略)
 山里の、特にお年寄りの技や心を取材して、絵と文章と何枚かの写真で残す。
 ここにこんな人がいて、こんな事を考えて、こんな技を持っているんですよ、と。
 そして、こんなにも元気に、こんなにも淡々と日々を生きているんですよ、と。
 山里に暮らす人々の応援歌として、山里を出た人々へは故郷や父母を思い出す触媒として見て頂けるようなものに出来たらいいなあと思っています。
 ごく普通の人々の暮らしと技。隣のおじいちゃんやおばあちゃんの事を描くように山里の暮らしを描きたい。そして、「私達はあなたのことをずっと記憶していますよ」とエールを送りたい。「山里の記憶」どこまで伝えることが出来るでしょうか。
 どうか絵の神様のご加護がありますように。」
 そんなコメントから始まったその活動は、ウェブサイトでも公開されるとともに既に何度か展示会を通して披露されてきたが、いよいよこの春その集大成として2冊の本に結ばれるとのこと。
 実は自分も同じことを考えている。
 後継者不足と言われて久しいここぶどうの産地勝沼であるが、このままでは産地としてどんどん衰退してしまう。
 なんとかしてぶどう作りの楽しさを、勝沼暮らしの魅力を発信していきたい、後世に伝えて行きたい、そう思って、例えばぶどう作りの作業や日常生活を記録に留めたいとずーっと思っている。
 手段としてはビデオや写真もあって、それらは比較的簡単に記録に残せる。でもなんだかどうしてもそこには魂が宿り難い。単に記録だけ残してもダメなのだ。その記録が、そこに記録されない幾多の記憶を呼び起こすようなものでなければ。手で描いたもの、これに勝るものはない。
 一度だけ、今度は勝沼を描いてくださいよ、とお願いしてみたことはあるが、丁重にお断りを戴いた。(笑) でもそれは当然と言えば当然。なぜなら、彼が勝沼で生まれ育った人ではないから。 自分にも人に何かを伝えられるだけの絵心と時間があったら、と嘆いたこともあったが、ぜひこの勝沼で生まれ育った人でだれかこの活動に共鳴してくれる人がいたらぜひ進めたいところである。いや、別に勝沼に思い入れのある人なら誰でも構わないのはもちろんである。
 とにかく、このままではこの風光明媚なぶどうの里は、人の心も暮らしもどんどん都会化してしまう。それは勝沼の魅力がどんどん少なくなってしまうことに他ならない。
 それってとても寂しい。
 だからこそとりあえず、今の自分にできることとして、ぶどう作りの楽しさをより多くの人に伝え、そして共有することを実行している。
 でも、今は、決して自分の能力のなさを嘆いたりしない。自分にできることをやればいいのだ。 その内、それは私に任せて!一緒にやろう!そういってくれる人が徐々に集まってくればいつか必ず実現するはずだから。
 友人の活動はどうぞこちらでご覧下さい。 http://members2.jcom.home.ne.jp/kuroo3/yamazato.html
(黒さん、勝手にイラスト拝借しました。)

2010/12/31

初雪

昨夜降り始めた雪。 そこそこ積もるかと思いきや、一夜明けたら畑が白くなっている程度だった。
まだまだ年賀状の準備に時間を取られ、掃除もままならない大晦日のこの一日を雪で潰されたのではたまらない。
今年は波乱万丈の年だったけど、やっぱり最後の最後までドタバタだ。
たとえやりきれなくても、今夜一晩越えるだけで気持ちの切り替えがつくのはいかにも日本人らしいところか。
来年はきっといい年になる、そう信じて疑わない2010年最後の日。

2010/11/27

ぶどう蔓ツリー2010モデル

今までは真ん中に支柱を立てた作り方をしていましたが、今回は蔓だけを使ってオベリスク風の作り方にチャレンジしてみました。
今回は依頼を受けてお店に飾るため、キャスター付きの花台をベースに使って見ました。
今回使う予定の蔓は、デラウェア、ベーリーA、巨峰の3種類の太さのもの。 まずはベースのサイズに合わせて巨峰の太い蔓でリングを作ります。
次に約1mほどに切り揃えた太い蔓を10本束ねて、先端から10センチほどのところをタイラップで軽く縛ります。

蔓の反対の端を最初に作ったリングに止めていきます。
10本全部を止め終わるとほらこの通りオベリスクが出来上がります。
もう1つリングを作って中間に止めます。 デラウェアの細い蔓を使って、下から10センチくらいの高さまでざるを編むように横糸のように蔓を挟みます。
一番下のリング、その上の編んだ部分、そして中間のリングに蔓を引っ掛けるようにして隙間がなくなるように蔓を挿していきます。隙間が全部埋まるようにはいきませんが、全体的にくまなく蔓が挿し込まれたらほぼ完成。
最後に外側に広がるように伸びた蔓を切り込んだりしながら、麻紐で上からグルグル巻いて完成!
本物を見たい人は横浜のワインバーへ行こう! あ!中にランプを仕込んでもよかったなぁ。

2010/11/21

南信州の旅

と言っても、今年委託したジュース工場に原料ぶどう搬入時のコンテナを回収に行ったのでした。
それにしても昨日は見事な快晴。
9時頃同行してくれるおでんちゃんと一緒に山梨市駅前のトヨタレンタカーで小型トラックを借りてGO! 途中の八ヶ岳PAでまずは八ヶ岳をパチリ。手前の山の紅葉がきれいだ。
諏訪の手前で工事のための大渋滞にハマり、予定の11時半着は難しいかも・・・と思ったけど結局チョイ遅れの昼前に松川町の工場に到着。
この辺りはりんごの産地。今は収穫の最盛期で、どっちを向いてもたわわに実ったりんごの木がたくさん。
今はフジの収穫真っ最中。 ここは家から見る南アルプスの鳳凰三山のちょうど裏側。 お土産に格外のりんごを買っていざ帰路へ。
途中の駒ケ岳SAでお昼を食べようと思ったら、なんと駐車場満杯で断念。紅葉シーズンだからなぁ・・・。結局諏訪湖まできてやっとランチ。
いい天気で、最高の行楽日和でした。往復約300km、男2人でドライブも、まいっか。

2010/11/14

枯露柿作りか~いし!

枯露柿作りの第一歩は、柿の収穫から。
枯露柿に最適な甲州百目という品種。だったと思う。
家族3人に協力助っ人が入り、4名で収穫。
収穫量は去年よりも若干多かったかな。
そしてそしてお楽しみ今年のユニーク柿。
今年はだいぶ少なめだった。
まずはさながら夫婦柿。
ちょっと照れます。
そしてこれは4つ又。
さて、次の作業は数日置いて皮剥き、そして硫黄による薫浄、そして干し。 20~25日干して完成の予定。
でも寒くなってくれないとなぁ・・・。