2011/10/17

10月15日甲州収穫&収穫感謝祭

普段は畑の作業に来られなかったけど、せめて収穫のときには参加したい。
そんな声に何とか応えようと、平日に予定されていた収穫作業を15日の土曜日に強引に変更したのであった。ところが・・・
♪こんなぁはずじゃぁなかぁったよねぇ・・・
って感じで数日前から雨の天気予報。
絶対に降るわけないと自信を持っていたけどやっぱり降ってしまった。さすがは天下の気象庁。侮れん。
てなことで、生憎のお天気になってしまったものの、集まっていただいた人数はなんと予想をはるかに超える22名!!!
スタート時間は一応7時半から8時頃としていたものの、三々五々集まり、カッパに着替えて準備万端になったのが8時半ごろ。
そして最悪だったのが、自分と現場との連携。
雨降っちゃったら慌てることはない、と自分一人納得したまま応援隊を畑に送り出して、収穫祭の準備を始めるべくコンロに火を入れたら、さっき出かけたばかりの応援隊が戻ってきてしまった。
「もう収穫終わりましたって。」
もう目が点になるばかり。
この人たちは何をしに来たのかってことになっちゃった。どうもスミマセン。
今年の栽培を任せた竹田さんはじめ数名の先行隊が早朝から作業を始めて、まぁ元々狭い畑なので、20人もいたらそれこそあっという間に終わってしまうとは思っていたものの、先行隊4名の収穫スピードは予想を超えていたみたい。
ということで、収穫作業はできず申し訳なかったものの、圃場で省略した選果作業を我が家でやることとした。


いやぁ、収穫作業ができなかった鬱憤をここで晴らすべく(笑)、皆さん気合いが入ってどんどん作業は進む。
 約1時間で完了。本日収穫した甲州は400数十キロ。ちょっと少なめではあるけど、今年に関してはよくぞこれだけ収穫量が確保できましたというところ。来年のリリース量は推定300数十本というところか。なかなかの貴重品だ。
ほんでもって、当の私はお昼の準備に余念がない。
解体中のピザ窯をBBQコンロにして、まずは5年前に買ったまま本日初使用のダッチオーブンに丸鶏を二羽押し込んでローストチキンの調理中。実はもう一羽は台所のオーブンでも調理中。
約1時間半の放置プレイの後ちょっと蓋を開けてみたら見事に良い焼き色。思わず生唾ゴックン。そしてカメラを持ってみんな集まる集まる(笑)。
昨夜から仕込んでいたポトフもおなじみ仙人カレーも準備万端となり、いよいよ宴会開始!カンパーイ!
そしていよいよ各テーブルで鶏さんの解体ショーが始まる始まる。今回は鶏さんのお腹の中にはピラフを詰め込んでみた。鶏が海老を生む。自分は食べられないけど、味は上出来だった見たい。ホッとした。初のダッチオーブン料理だったけど大成功!
いつもはソーセージだったポトフも今回は厚切りベーコンで。ローストチキンが味が濃そうだったので、こちらはちょいと薄味にしてみた。
さて、皮肉にも翌日は晴天。
何か日頃の行いが悪かったか。確かに自分が雨男だと宣言した参加者もいたけど、かなり残念で仕方ない。でもそれも仕方ないのだ。
全ての収穫が終わった最後の甲州の圃場。
ここに立つと寂しさと満足感と達成感といろんな気持ちが入り混じる。でもなんだか何かが足りない今年。
今年はワイン用甲州として本格スタートの年だったはずなのに・・・。
来年こそは仕切り直ししたい。
半年後、どんなワインになってくれるか楽しみだ。
今年1年間、ぶどう作りに関わった皆さん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
そしてそして、また来年も楽しくぶどう作って、最後のこの最高に楽しい時間を分かち合いましょう。

2011/09/25

生食用品種終了

昨日ロザリオビアンコの収穫が完了して、これで今年の生食品種の収穫が全て完了しました。

今年は5月にまさかの腸閉塞で一月入院し、完全に今年の計画が崩れ去ってしました。
昨年の1回目の腸閉塞とは異なり、ちょっと大事になりましたが、閉塞部を除去すれば簡単に済むだろうと思うのは素人の考えであって、去年胃の全摘をして既にその分の腸を引き上げている自分にとって、長いはずの腸であってもこれ以上引き上げる余裕はないということで、主治医が手を尽くしたものの、緊急の開腹手術でも結局腸閉塞そのものに関しては何もできず、人工肛門と腸へ栄養剤を直接送り込むための腸瘻(ろう)を設置しただけで終わってしまい、腸閉塞自体は薬の力を借りて回復を待つことになりました。
そのため退院はしたものの引き続き絶飲食状態が続き、畑仕事はとてもできる状態ではなくなりました。
79歳になる父も年による体力低下に加え、腰に爆弾を抱えているため今までどおりの仕事はできず、結局畑の4割を栽培放棄せざるを得なくなりました。
その畑の中には、これまで多くのお客さんに喜んでいただいていた品種もありましたが、まさに断腸の思いでの放棄でした。
幸い栽培をやってくれる人がいたので耕作放棄地にはならずに済みましたが、いつになるかわからない自分の体調完全復帰に、来年以降の経営を再考しなければならなくなりました。
そんな状況の中での今シーズン。
自分を筆頭に家族の体力がこの夏を乗り越えられるのかという不安が一番の懸案事項でしたが、なんとか無事に乗り切ることができました。
我が家に初めてやってきた(笑)エアコンも、結局今年は10回も使いませんでした。
そして昨日最後のロザリオビアンコの収穫を終え、先ほど最後の市場出荷が終了しました。
まだワイン用のマスカットベーリーAと甲州は残っているものの、もうほとんど今シーズンは終わったようなものです。
昨年のような酷暑ではなかったこと、畑を減らしたこと、宅配の注文を例年の半分に抑えたこと、親父の弟夫婦の大きな支援を受けられたこと等々、いろんなことが支えになり、無事家族3人が倒れることなくこの日を迎えることができました。
私の体調を気遣って多くの方からご心配をいただき、そしてエールをいただきました。その全てがまさに元気の源となり、今の体調の安定に繋がっていると思います。本当にありがとうございました。心から感謝します。

2011/09/10

2010年産の完熟葡萄果汁できました。

本日やってきました、2010年産の完熟葡萄果汁。
約1年間の熟成を経てこのたびお待ちかねのリリースです。
今年思い切ってハデハデ路線に振った賑やかなラベルはおかげさまで好評。

今回のは都合により委託先が変わり、今までのものよりももっと濃いですよ~。
どんなイメージかと言うとトマトジュースとか野菜ジュースの感じ。
この通りビンの内壁にはこってりと張り付きます。

でも味わいはいたってスッキリ。甘すぎず、ほどよい酸味が後を引きます。
濃縮還元のものや、クリアタイプのジュースに慣れてしまった人にはちょっと、いやかなり抵抗感があるかも知れませんね。
でも、当然ながらぶどう以外に何も足していませんし、何も引いていません。
これぞ正真正銘のブドウジュースってところでしょうか。
原料ぶどうはマスカットベーリーAとアジロンダックをメインに、これに今回は巨峰、ピオーネ、藤稔、デラウェア、キングデラ、ロザリオビアンコと8種類のぶどうが入っています。
まさに我が家のぶどうのいいとこ取りジュースって感じです。
好みは別れるかも知れませんが、ストレートでもミネラルウォーターなどで割ってもよし。好きにして~!(笑)
ぜひ飲んでみてください。
価格は720ml入り1本1,200円(税込)です。9月11日発売です。

2011/09/05

なぜなぜ?

今日は病院へ行く日なので、パン作りはお休み、って訳にはいかない。
一晩ヒーターの上に置いた生地は何とか膨らんでホット一安心。
ところが良く見るとなんだか水っぽい雰囲気。
ボールに手を突っ込んでみると確かにフワフワに膨らんではいるんだけど、どういうわけだか水っぽい。
昨日の粉の追加も失敗にはならず安心したものの、なんでこうも水っぽくなるのか原因不明。
これまでピザ生地を作っても発酵して水っぽくなるなんてことはなかった。

とは言え、今度こそは粉を足すわけにもいかないだろうからそりあえず捏ねているうちに水分が飛ぶことを期待してコネコネ。
しか~し、テキストでは丸め直しに15~20分とあるところを30分もこねたけど、ベチャベチャ手にくっ付くばかり。
仕方ないから打ち粉と称して粉を足してみたけど、何とか丸められるほどになってもまだまだクタクタの状態。
こんなんじゃクープは入らないかも知れないけど、でも、とりあえず今夜焼いてみます。
バヌトンに入れてもなんだかトローンとしてます。

2011/08/27

ごちそうさまでした。

高知県馬路村のお客さんが今年も村を流れる安田川の鮎を送ってくださいました。

今年は7月の台風9号のときなどは安田川の上流の梁瀬地区で観測史上最高の降雨量を観測するなど、水量が多くてなかなかの不漁だったそうですが、先日たくさん釣れたのでという連絡があり、今年もお送りいただけることに。 嬉しい限りです。

昨夜冷凍で届いた鮎。今朝自然解凍してお昼にいただくことに。
当初朝食にいただこうという話もありましたが、おふくろに任せるとガスの魚焼きかはたまたフライパンで焼きかねないのでそこは断固として拒否。せっかく送っていただいた貴重な鮎です。できる限りの一番美味しい食べ方をしないといただいた方に失礼であります。
それにしても美しい魚です。

早速、塩で軽く洗って表面のぬめりを取ったりして下ごしらえ。
今回はちゃんと全部のひれに飾り塩を着けて焼きましたよ。
そして我が家の第2厨房にある昔のかまどにぶどうづるの炭を熾していざ焼かん。

いい感じで皮が色づいたところでボールを被せて蒸し焼きに。

そしていい感じに仕上がりました。

身がふっくらと焼き上がり、われながら上出来。

とても美味しゅうございました。
ごちそうさまでした。

次はやっぱり現場でいただきたいものです。
この秋、冬?馬路村を再び訪れたいなぁってその時期にはもう鮎はいないけどね。

2011/08/16

パン作りスタート!

ぶどうの収穫が始まって忘れちゃならねぇ、生ぶどうからの酵母作り。

いよいよパン作りの練習スタート。
まずはデラウェアとキングデラ。
うちにある全ての品種から酵母エキスを作っちゃおうという魂胆。
もちろん最後はマスカットベーリーAと甲州の酵母でパンを焼いて、勝沼人の大地飲みながら食うのだ。 それが一番の目的かな。
だからそれまでのパン作りは練習。

日曜日の午後に仕込んで、早ければ数時間でシュワシュワと発酵が始まると思いきや、なぜか1日経っても変化なく失敗かと不安になったが、今朝瓶をゆするとかすかに泡が上がっているのが確認できた。
それにしても気温は25℃以上あるから、環境的には問題ないはずなのにどうしたんだろうかとちょーっと気を揉んでしまった。
そしてふと気がついて蓋を緩めてやると・・・
瓶の底の方か細かい泡が一気に上り出し、一瞬瓶の口からあふれそうになってしまった。
な~んだ、動いてるじゃん。

4本とも蓋を緩めたら、デラの1本を除いて同じように泡が立った。
デラの1本だけはちょっと弱いな。でも失敗ではないだろう。
見るとちゃんと皮を剥いた粒は気泡がいっぱい着いて浮かんでいるけど、皮を剥かなかった粒は沈んだまま。
レシピ本には皮をちゃんと剥けということは一言も書いてなかったけど、どうやら皮は剥いた方がいいようだ。

とりあえず第一号のパンはカンパーニュに決定!
粉もバヌトン(発酵かご)も手配したし。
乞うご期待。

これから何度も試作品を焼くので、暫くはタイミングよくうちに来た人に味見役をやっていただこう。

2011/08/14

8月14日のいろいろ

毎日なす&きゅうりが欠かせない我が家の食卓。

それにしてもきゅうりは毎日変わらぬ浅漬けでよく飽きないもんだと感心してしまう。

で、今日のお昼はよく肥えたナスの消費を考えてみたわけ。
今年ぜひ作ってみたかったのが京ナス、というか米ナスなんだけど、結局作れなかったので太くなったナスを米ナスに見立ててナスのステーキにしてみた。
油は少し少なめにして、オリーブオイルにきざんだニンニクを入れて香り付け。
たれは、自家製の味噌に甜麺醤、みりん、酒、はちみつ、さとう、冷しゃぶの胡麻だれ、ごま油を混ぜて一煮立ちさせてアルコールを飛ばして仕上げ。
今年のうちの味噌はやけに塩が効いているので、ちょっと多いとその塩加減をカバーするために他のものを増やさなければならない。
そしていつの間にか必要量よりも多くなってしまうのであった。

お茶の時間に、冷蔵庫に残っていた餅を食べよう(いつものことながら味わうだけだけどね)として、数日前のお袋と帰省していた姉の会話を思い出した。
この餅は確か3日前に買ってきたものだけど、2日経っても全く固くならない。
そりゃ砂糖が入っているからだろうって思っていたら、二人もそういう話をしていた。
で、今日まじまじと裏ラベルを見てビックリ!
一つは、原材料として砂糖がトップに書かれているってことは量的に一番多いってことじゃん!
二つ目は、もち米をついたものじゃなくて餅粉で作ったものじゃん!
つまり、砂糖が入っている餅じゃなくて、砂糖に餅粉を混ぜて作ったものということ。
俺はこんなの餅とは言わん!
この商品が示すぜいたくとはどういう意味なのかなぁと考えてしまう。砂糖が手に入らなかった大昔のことならいざ知らず、何がぜいたくなんだ?
ほんでもって、ちょっとフライパンで焼いて安倍川にして口に入れたんだけど、口の中でもうすぐにドロドロ状態になって、つばと一緒に呑み込んじゃったし(汗)。

そしてそして、今日来た親父の従兄弟が手土産に珍しいものを持ってきた。
いや、そのもの自体は珍しくもないんだけど、この丸ごとスイカを自宅でこのネット入りで見たのは何年ぶりだろうか。
20年以上前には、スイカを買うときはいつもこのスタイルだったんだけどね。今じゃカットすいかばかり。
日本の夏って感じがするんだなぁ。

そんでもって、今日の残りぶどうで酵母作りにトライ!
とりあえず、デラウェアとキングデラで2本ずつ仕込んでみた。

うまく行けば明日にはエキスが出来上がって、明後日には元種ができて、明々後日には初のパンが焼けちゃう?
まだピザ窯が出来上がってないから、今回は台所のオーブンを使うんだけど、さて、どんなパンを焼こうかなぁ・・・。
やっぱりカンパーニュにトライしたいよなぁ・・・。
ちょっと古いけどリスドオルがあるので、フランスパンにもトライしちゃおうかなぁ。
ワインで生地を練ってみたりしちゃおうかなぁ・・・。
この勢いじゃ食べきれないほど焼いちゃうかも。
誰かに試食してもらわんと。

最後は今夜のおかず。
昼の甘味噌がたくさん残ったので、半分は小瓶に詰めて冷蔵庫へ。そして残りは・・・
今日手元にある野菜をとりあえず全部入れて甘味噌炒めにしちゃった。
なす、ピーマン、玉ねぎ、長ネギの青いところ、インゲン、プチトマト、それに鶏のむね肉を少々。
味は基本はお昼の甘味噌なんだけど、全く同じ味じゃ芸がないので、これにオイスターソースを卸ししょうがを入れて完成。
美味しゅうございました。

う~ん、今日はなんだかとても濃い~1日だったような気がする。

2011/08/13

今日の料理

久々に今日の料理アップ。

ぶどうの収穫が始まって、お袋も早朝の収穫から荷造りまで1日フルに仕事しているので、料理番を買って出ているので結構毎日やっていたのだ。
アップしなかっただけ。というかそもそも写真を撮ることを忘れていたからアップする気にもならなかったのだ。

昨日の夕食編

一品目 いわしの生姜煮

一昨日の買い物のときにいわし買ってきてと頼んだら、比較的でっかいのを2匹買ってきてくれただけだったので、いわしのさばきがお初だったのでもっと練習したかった割にはちょっとがっかり。
でも1度やれば要領は得るので、もう簡単。
で、これはいわゆるレシピどおりにただ作っただけ。
でも抜群に美味くできた。
骨までサクサクに煮上がって申し分なし。
丸ごと口にするもよいが、少しバラしてうなぎのひつまぶし風にごはんにかけて食べるとこれまた美味し。
そういえば、ひつまぶしってどういう意味なのかと前から気になっていたけど、最近になって“おひつでまぶす”ってことだと知った。納得。

二品目 ゴーヤと玉ねぎと豆腐のサラダ
これもレシピ本にあったものの応用。
ゴーヤと玉ねぎを下茹でして水洗いしよく水を切ります。
ドレッシングは、冷しゃぶ用のゴマだれに醤油、はちみつ、そしてごま油を一たれ入れて混ぜ、ちょいと辛目に仕上げておいて、水を切っておいた豆腐(昨日は絹ごし)を混ぜて完成。
豆腐の水分でかなり薄味になるけど、ゴーヤの苦味はほとんどなくなり、滲み出した汁ごと飲めちゃう。

三品目 なすの肉巻き焼き

ナスを太めに縦に切り、切り口に韓国七味をふりかけて豚バラ肉を巻いて焼く。ナスが細いとフニャっとしちゃうので、普通サイズのナスなら、半割り位の方が歯ごたえがあってよし。
これをフライパンで肉に焼き色が付く程度に焼いて焼肉のたれをかけて完成。ちなみに焼肉のたれは摩り下ろし玉ねぎベースの自作スペシャル。
これはベーコンでやっても美味いかも。ナス以外にいろんな野菜を巻いてもいいね。

今回はなかなか評価高し。

2011/08/11

農家ならではの悩み?

農家では自家用野菜を作るなんてのは当たり前。

我が家でも担当の親父が欲張りだから毎年多めに苗を植えて、家族3人では到底食べきれないほどの収穫量が得られる。
なすときゅうりは特に朝昼晩毎日イヤと言うほど続く。うちに来る人に上げてもまだ余り、食べきれないから収穫しない。だからどんどん生長する。という悪循環にハマるのだ。
でもそこは貧乏性。でっかくなったナスきゅうりも食べて上げないと・・・という慈悲の心とともに捨てるのが惜しくなる。

そこで、育ちすぎた野菜の処分方法を考えるのである。
今日は特大ナスときゅうりを用意しました。茄子は直径8cm級胴回り24cmオーバー、きゅうりは長さ30cm直径5cm級のどちらも堂々たる体格のもの。どっちも当然種ができ始めている。
用意するものは、ごま油、ポン酢醤油と麺つゆに片栗粉。
なすときゅうりは半月または銀杏切りにする。厚みは1cmくらいがちょうどいいかも。
フライパンにごま油をしき、ナスきゅうりを炒めます。なすのあく抜き?そんなめんどくさいことはどっちでもいいです(笑)。
ほどよく火が通ったところでポン酢醤油を振り掛けます。あ~良い匂い。
お湯をカップ1杯くらい入れて、あとは麺つゆで味の調整。甘酸っぱくお好みで調整すればよし。
最後に水溶き片栗粉を入れてとろみをつければ完成!

今日はお昼にもう1点、豚丼を作った。

バラ肉と玉ねぎだけの超シンプルなもの。
味付けは麺つゆと一昨年長野のサンクゼールワイナリーで買ってきた韓国七味。

七味と言いながら、塩、オニオン、ガーリック、胡椒、胡麻、しょうがの6品しか入っていない。一緒に写真に写っているのはイタリアン七味。こっちは21種類も香辛料が混ざっているのに七味だと。
実は賞味期限は去年の秋に切れているけど、未開封だったから開封して固まらなければ大丈夫なのだ。
で、肉と玉ねぎを炒めながら韓国七味を適当に振りかけて、玉ねぎがしんなりしたらお湯と麺つゆを入れてベースの味を決める。後は韓国七味で最後の調整をして、さらにしょうがのみじん切りを振り掛ければ完成。
写真なし。

ところで、今年の我が家のナスはこれ。長ナス。なんと放っておくと余裕で40cmオーバーになっちゃう。

でもいくら長ナスだからってその普通サイズに育てちゃうと3人家族ではとうてい1本が食べきれない。なので小さいうちに採っちゃうと親父が怒るのだ。ったく。


2011/08/05

困ると言われても・・・

今の俺の毎日の食事は味の素のエレンタールという調整栄養剤。

この粉を水に溶いて24時間ポンプで腸に繋いだチューブで常時送り込んでいるのだ。
毎日の摂取カロリーは1500キロで、これを毎日の気温等に合わせて溶く水の量を決めている。汗をかくような日は水を多くするわけだけど、最大量が決められているので、ようするに汗をかかないようにしないと脱水症状になると言うわけ。
毎週外来で主治医に現状報告をするわけだけど、このところ僅かながら体重が増えてきているのだ。涼しい日が続いているが、比較的水分量を多くしているので体液が増えているというわけなのか正確にはわからないけど。
で、この調子で行けば体重がもっと増えていいだろうと思ってその話をしたら、限られた栄養摂取しかしていないので際限なく体重が増えることはないし、これ以上体重が増え続けても困るというではないか。増える理由がないってことのようだが。
そしてとうとう昨夜は最も軽くなったときに較べて2kgも増えて大台に乗った。本人は奇跡が起こっているように嬉しくて仕方ないのだけどなぁ。さて来週の診察でなんと言われるか。

 ちょっと前に、友人の笛奏者の奥さんから旦那が特集されているからという三河地方の雑誌が送られてきた。
「fratto」というタイトルの体裁はとても立派な季刊誌だ。発行は東三河、西三河と浜松とある。
その中に友人の笛奏者オマタタツロウ氏が特集されている。

 でも俺の目を釘付けにしたのは、そこではなく、表紙にもなっている写真。たわわに実ったぶどうの棚下でのライブの記事。

こんなこと、もう十何年も前からやりたくて構想ばかり描いていたまさにそれ。でも、うちの畑は坂ばかりだからこういうセッティング自体難しいし、屋根もないからお天気次第じゃなかなかできないんだよなぁ・・・で結局実現しないまま今に至っているわけ。
前売り券には巨峰一房のおまけ付なんてにくい演出じゃん。ぶどうをつまみながらライブを聴くなんていいなぁ。もちろんワインを飲みながらも。
今まで何度か小さな音楽会イベントも企画してきたけど、やっぱりまだこのスタイルをいつかどこかで実現させたい気持ちが心の奥底で熾き火のように消えずにいることに気付かされた。

2011/07/31

早くも・・・

明日から8月。

ぶどうの収穫を目前に控えているこの時期、例年ならぶどうのご予約がFAXや郵便で寄せられて来るのを受注台帳に書き込み、発送伝票を打ち、年寄りの両親がミスらないように、1件ずつの荷造り支持票を作る作業に明け暮れている時期なのだけど、今年は予約注文受けないから、そろそろ事務所デスク周りの掃除でもするかな~くらいに余裕ぶっこいている。
今年のぶどうの受注は全て俺の体調にかかっているからね。

それにしても、台風6号が来て以来、全く夏らしい天気じゃない日が続いている。この時期最高に美味い桃の浅間白桃だって、例年の味じゃない。今年の桃は美味いのにね。やっぱりおてんとさんに照らされないと農作物はダメなんだ。
うちでは先頭打者のデラウェアもまだまだ収穫は当分先になりそう。10日頃かなぁ・・・。
果たして明日からのお天気はどうなることやら。

今日もお客さんから半分催促の電話をいただいた。収穫OK!俺の体調OKでご注文OK!ってなったら連絡しますから待っていてくださいって。
石垣島のお客さんからは、注文ができないなんて残念ですって電話。石垣じゃぁ軸が青くて、軸を持ち上げても脱粒しないぶどうなんて店じゃ手に入らないってことで、うちから送るぶどうをもの凄く楽しみにしてくださっている。
そういうお客さんにはできる限りご注文を受けて差し上げたいので、なんとか自分の体調がこのまま安定していてくれますようにって祈るばかりだ。

そんなこともあって、今年はぜひ石垣のお客さんに会いに行きたい。ここ何年も毎年のように言っていることだけど、両親は数年前に行ったのに俺だけまだ行ったことがない未開の地。

でもって話は冒頭に戻って、最初の品種の収穫開始を目前にしている今、頭の中はそのずっと先のことでいっぱい。ぶどうが終わった後の旅行のこと。

それは当然、今の腸閉塞状態が完治して口から食べられるようになっているという前提の話なのであるが、当然のことながら年末までに完治していないということは前提にない。

で、昨夜見た路線バスの旅番組を見て、20年前の欧州一人旅のことを思い出して、とりあえず行き当たりばっ旅したいなと。あのときはバックパック背負って、毎日目的地だけ決めて移動し、まさに行き当たりばったりで宿を取り旅をした。ろくに言葉も通じない町でさえそれだったから、ましてや言葉が通じる日本国内でそれができないはずがない。ずーっと前からいつかやりたかった。
いっそのこと勝沼から路線バスで・・・な~んてことも実は考えている。でもローカル線もいいなぁって思っているから、青春18切符使いながら行こうかなと。そう最終目的地はもちろん石垣島。もっとも九州から先は船か飛行機を使わないと行けないけどね。
18切符は12月かぁ、静岡経由で行くか長野経由で行くか、名古屋から先は真西に行くか紀伊半島を回るか…でもあっちは近鉄線かぁ、四国と瀬戸内をどう回ろうかな、馬路村、九州は友人も訪ねたいしなぁ・・・とか既にプランニングが始まっている。
旅はまずこのプランニングが楽しいんだよね。
北海道にも行きたいんだけどなぁ・・・。

いずれにしても、石垣に辿りつくためには・・・
遅くとも12月までには何が何でも病気が治っていること。
病気に打ち克つには免疫力をアップさせること。
免疫力をアップさせるには・・・。
やっぱり、うちのぶどうを食べていただいてお客さんに喜んでいただくことで自分も喜ぶことだなぁ。
笑顔だ!とにかく笑顔だ!
だからおてんとさん、よろしくお願いしますだ!
フフフ、明日から晴れマークが並んでるじゃ~ん!
イエイ!

2011/07/20

何ごとも経験・・・

ナポレオンは「我が辞書に不可能という文字はない。」と言った。
そして俺の場合は「我が辞書には失敗という文字はない。」という感じかな。
失敗は成功の元って言葉もあるけど、いわゆる失敗は想定どおりの結果にならなかっただけのこと。
言い換えれば、単にある条件で得られた結果に過ぎない。「あぁ、このやり方じゃダメなんだ。」とか「この条件じゃこういう結果になるんだな。」というだけの話である。
なので、失敗ではなく単なる一つの経験に過ぎない。

で、一昨日お袋に豆がないかとたずねたらあるという。
無性に豆が食べたくなったのだった。しかも歯ごたえがある感じで料理したかった。
そうしたら、お袋がすぐに豆を水にひやかして、今朝起きたら圧力鍋がシュカシュカいっていたので「豆を煮ているのか?」って聞いたら「そうだ。」と言うのですぐに火を止めさせた。
だって、俺がどういう調理をしようとしているのかも聞かずにどんどん自分勝手に自流で始めちゃったので、ちょっとムカついた。
お袋に言わせると、良かれと思って・・・とでも言うのだ、いつも。
ところが残念ながらその「良かれ」は俺の希望と合致したためしがない。だからいつも「良かれと思ってやってくれるな。」と何度も言っているのに、わからないんだなぁ。

そういう結構細かいことが今の俺にはストレスになり、免疫力を下げている。だから言っているのに。
と、ちょっとここでガス抜き(笑)。

で、お袋に豆(花豆)の調理を先行されてしまったので、今日はそれを使うしかなくなってしまった。
で、やりたかったのは固めの煮豆、豆カレーそしてウィンナーと花豆のトマト煮。
さらには皮が黒くなり始めたバナナを使って何か作りたかった。
で、まずお昼に夏野菜のスープカレーを作って、その中にバナナを入れてみた。先日の桃に続いてバナナも口当たりを甘くするのに使えるね。

そしてバナナ第2弾はホットケーキミックスを使ってバナナケーキを作ろうと目論み。ところが・・・
やっぱり朝から自分のペースを乱されたせいでどうも落ち着きを失っていたね。
頭の片方じゃパンケーキのような仕上げにしたがっていて、もう片方じゃスコーンのように重い感じに仕上げたがって、結局両者が喧嘩した。
具体的になにをしたかというと、ホットケーキミックスに強力粉を混ぜた。
ぶどうジュースも入れてみた。
で、出来上がったものはというと、色の悪いなんだかフォカッチャのようで膨らみきれなかった蒸しパンのようでもあり・・・。
花豆
プレーン

食べると確かにバナナの味はする。でもぶどうジュースの味はしない。単に色合いを汚くしただけという感じ。
不味くはないんだけど・・・喧嘩両成敗。

気を取り直して、ウィンナーと花豆のトマト煮は、要するに夏野菜とウィンナーと花豆をトマト缶で煮ただけのもの。
しかし、やっぱり・・・
完全に手順を間違え、最初ににんにくオイルで玉ねぎを炒めるところをいきなり材料を全部鍋に入れて煮てしまった。
見た目は想定どおりだけど、味の仕上がりは随分違う。
で、昨夜作った鶏の酢煮の汁が煮凝りになっていたので「おー!コラーゲンコラーゲン!」と言いながら足してみたりしてなんとか丸く納めた。

 実は昼のカレーにも入れたら絶妙な味わいになった。
インドカレーにチキンが多いわけだ、と勝手に解釈。

2011/07/19

今日の料理

今日レシピ本を眺めていたら無性に食べたくなった二品を夜作った。

それは鶏肉の酢煮とジャーマンポテト。
一昨日お袋が大量に作ってしまったゆで卵も消費しなくてはならないなぁと思っていたら、なんとゆで卵も使う一品があったのでなんという巡り合わせ。

では一品目。
ゆで卵と鶏手羽の酢煮。
さっぱり煮上がり、上品な味わいで美味かった。

二品目はジャーマンポテト風炒め。

レシピ本のオリジナルの味付けは味噌マヨネーズ。
そこへマイオリジナルはぶどうジュースを足してみた。
美味い!

以上!

2011/07/18

今日の料理 海の日編

今日は海の日だそうだ。

まったくピンとこない。やっぱり海の日は20日が似合ってる。
で、海の日とはまったく無関係な今日の料理は二品。

一品目は、長~いこと食べたくて食べたくて食べたくていたじゃじゃ麺。
冷凍庫に冷凍うどんと茹でて冷凍してあったきしめんを発見したので、今日はきしめんを使ってじゃじゃ麺にしてみた。
が、これがミスチョイス。 なんと茹で過ぎだった。
まったく腰のない麺で、せっかく肉味噌が美味くできたのに台無し。
基本的に自分以外の両親2人は入れ歯なので、とにかく柔らかくしてしまう傾向にあるから、特に“腰のある麺を食べたい自分は自分で茹でろ!”が本日の教訓となった(笑)。

二品目
昨夜の三品目になる予定だった挽き肉。チーズハンバーグを作ろうとしたのにつなぎに入れようとした卵をお袋にゆで卵にされ、パン粉もないので明日じゃじゃ麺の肉味噌にしようと冷蔵しておいたもの。
半分は予定通りじゃじゃ麺の肉味噌に化けたが、思いの外残っている量が多かったので、チーズシュレッドを入れてこねまくり、結局繋ぎを入れないまま焼いてしまった。チーズが多少繋ぎになったのでまぁ結果オーライ。
味付けはハーブソルトを使ったのでそのままでも美味かったけど、高知県馬路村の柚子ポン酢をちょっとかけてみたらこれまた絶妙なバランス。チーズの味は濃いけど、大根おろしをのせたら完璧和風ハンバーグ。チーズが入っているから和風にならないということはないなぁ。
2個作って1個しか食ってないので、当然夜もハンバーグ。さて、ソースはなんにしようかのう。
柚子胡椒、柚子味噌、とんかつソース、テンメンジャン、マヨネーズ、オイスターソース、選択肢は意外と少ない。

2011/07/17

今日の料理

昨日作った新じゃがのサラダにピザ用のモッツァレラシュレッドを混ぜてお好み焼きみたいに焼いてみました。

チーズが香ばしくてなかなか美味かったです。
もっとも、もうちょっと一工夫が必要なのはいつものこと。

今日は昼からよく冷やしたワインを飲みながら食べてみたのですが、どうも自分の口がワインの味に対して変というか・・・、昨夜の冷えていないワインの味わいと同じで、とても渋みを感じやすくなっているような。
ワインだけ口にするととても渋く、でも、何かを先に食べてワインを口に含むとそうでもない。これは昨夜と一緒。
きっとワインが悪いわけじゃなく、冷えてなかったからでもなく、自分の口が変なんだろうと思います。

さて、午後から今日もラスク作り。
今日も暑いので今回は天日で乾燥。

一品目はモッツァレラチーズだけ乗せてみました。
もうちょっと溶けて焦げ目もあるとよかったのだけど、パンがどんどん固くなってしまうのでストップ。
これはもうシンプルにワインのつまみ。

二品目は、散々迷った挙句、バターしょうゆ味に。
砂糖醤油とバターにはちみつを混ぜて塗りつけてみました。
ちょーっと焼く時間が長かったか、若干焦げ気味に。

しか~し、これはもうお煎餅で言えばぽたぽた焼きの世界、いつも焼き餅を食べるときの砂糖醤油の世界で、安心しちゃう味。

そして最後はこの前やって美味かったりんごジャムバター。

このやさしい甘酸っぱさがなんとも美味。
次はぶどうジャムでもやってみたいです。

さて、チーズがちょっと余ったので、今夜はチーズ入りハンバーグでも作るとするかな。

2011/07/16

料理練習その8

今日はなんと無謀にもケータリングの依頼があったので受けて立った。

ちょっと前に試作したものの中から数点と、新作を二つほど。
・大根の赤ワインピクルス
・なすの赤ワイン煮
・なすの白ワイン煮(新作/写真忘れた)
・大根のソテー肉味噌のせ
・鳥もつ煮仙人バージョン(赤ワイン入)
・新じゃがのサラダ(新作)

なすの白ワイン煮は、たまたま台所に先日頂き物の甲州ワインがあったので、ついでに作ってしまった。なすと玉ねぎを小さく切り、白ワインとコンソメ、塩、胡椒で味付けした。

大根のソテーは、今回は大根をレシピ通り圧力鍋で煮たので、相当味が滲みている。そこに今回はテンメンジャンを使ってちょっと甘めの味付け。

鳥もつ煮はちょっと砂肝とハツが固くなっちゃって、調理のスピード感が求められるなぁと思った。赤ワインをちょっとだけ加えてみたが、いい感じ。

新じゃがのサラダは、13日に収穫したばかりのキタアカリを使用。
皮ごと茹でたイモを潰し、味付けはにんにく入フレンチドレッシングという感じだが、イモそのものの美味さを引き立てようと敢えて薄味にした。
ほんのり口の中に広がるにんにくとりんご酢の香りがいい感じ。














依頼者の口に合えば良いのだけど・・・。果たして今日の評価はいかに。

そして夕食用に作った夏野菜カレー。
なす、玉ねぎ、パプリカ、ズッキーニの代わりにきゅうり、トマト、そしてそして桃!肉は使わず。
カレーというよりも、カレー味の野菜スープという感じのシャバシャバに仕上げて、冷や飯にかけてお茶漬け感覚で食べた。
既に桃カレーって市販されているけど、全く違和感なく、なんとなくココナツミルクの感じさえして美味かった。














そしてそして、午前中作った新じゃがのサラダがワインに合うかどうかちょこっと検証してみた。














ワインはK醸造の甲州。とりあえずショットグラスに注いで冷凍庫で急冷。
まずワインだけ口に入れたら、なんだかもの凄い渋みが口の中に広がった。まだ十分冷えていなかった。
そしてサラダを口に入れてからワインを口に含んだら、あ~ら不思議、サラダのほのかな酸味とワインの酸味が渾然一体となって口の中でいい感じ。
結構いけるじゃん、と思ったけど、今夜マジで飲んでいる人の評価はいかに。

それはさておき、これくらいの酒の量では全く問題ないことも確認。イイネ。