2011/03/08

勝沼人の大地2010のリリースパーティ in 勝沼

3月6日 勝沼町下岩崎にあるビストロ・ミル・プランタンにおいて、勝沼人の大地2010のリリースパーティを開催しました。

毎年1本ずつしか開けないためにこれまでは相当の人数制限をしてきましたが、年々畑に来られる方も増え、実は今回も初回から参加されていた方にまでご案内を制限しながら、なんとか参加者を21名に抑えての開催となりました。

<歴代甲州2003-2010>



<歴代ベーリーA2004-2009>
この日のために催促して(笑)瓶詰めが待ち遠しかった2009のべーりーA乳酸発酵タイプのファーストラベルも、醸造をお願いしていたダイヤモンド酒造さんに間に合わせていただき、白、赤揃って年1回の初代からの垂直テイスティングをすることができました。


でも、720mlを20人で分けるとわずか30cc程度にしかなりません。本の一口で終わりです。中には味見...できなかったヴィンテージもあったのではないでしょうか。

左:ファーストラベル 右:セカンドラベル(完売済)

既に完売していますが、セカンドラベルとファーストラベルの違いは、造り自体が1stの方が乳酸発酵(MLF)タイプであること。そして外観は、2ndがボルドータイプに対して1stがブルゴーニュタイプとなりました。そしてラベルの題字も。

2010から醸造をお願いすることとなった麻屋葡萄酒㈱の雨宮一樹氏(右)と醸造担当の清水勇二氏(左)にもお越しいただき、醸造段階での興味深いお話を伺うことができました。
今年から甲州もいよいよ醸造用に特化した栽培を目指し、今年が本当の意味での勝沼人の大地元年になるものと思います。 畑には新しい人たちも集い、皆さんの魂を込めたワイン作りを目指して思う存分楽しみましょう。

そしていよいよ来週16日は初めての東京でのパーティ開催となります。


【今回のお料理】
前菜:オードブル盛り合わせ(鹿・牛・レッドポーク等の燻製、パテ・ド・カンパーニュ、県産野菜ピクルス、サラダなどなど)
主菜:鴨胸肉のロースト、グリーンペッパーソース
デザート:季節野菜添えフランボワーズのバヴァロア

2011/02/15

よく降りましたPart2

先週は2日間で10センチ。昨夜は約5時間で22センチ。
雪はもう十分だって言ったのにお天気の神さんは聞いてくれませんでした。
この景色だけ見るとほとんど雪国。ぶどう棚の上にもこんなに積もりました。
枝数が多いロザリオは棚下に陽が入らないほどです。
目線を上げると百日紅やぶどう棚の帆柱の上には白い帽子。
そして、これが着雪。 わずか1mmほどの針金に直径10センチ以上の塊となって雪が付着します。
1mmの上に徐々に積もっていくんじゃないんです。針金が中心にあるのがわかりますか?そしてぶどうの芽は凍えることなく2月先の萌芽を待ちます。
今日もいい天気。一気に解けて欲しいです。

2011/02/13

よく降りました

この冬初の積雪は、2日間で約10センチの積雪になりました。 久々に甲府盆地が白基調の景色になりました。雪の白さ、山の茶色そして抜けるような空の青さが、冬の三原色と言ったところでしょうか。
日中の暖かさがあっという間に雪を解かすでしょうが、この雪がぶどうにとっては春を呼んでくる感じです。 心配された乾燥もこれで一安心。この雪の雫が来月には命の水となって枝の先端からあふれ出るのです。 雪柳のモコモコも椿の赤も春待つ心を刺激してくれます。

2011/02/11

いいお湿り、骨休め

この冬初の積雪は、1日で7センチを超えました。
まだまだ大騒ぎするほどの大雪ではありませんが、なにより乾燥し切っていた畑にはいいお湿りです。
ゆーっくり解けてゆーっくり土に滲みていくのです。
自分自身はこの1週間で1日しか畑に出ていませんがいい骨休めにもなりました。
と言っても、時節柄やるべきデスクワークがいっぱいあるので遊んでもいられませんけど。

玄関先の梅の木に付いた蜘蛛の糸に雪の結晶が着いていました。
いろんな形がありますねぇ。
でも写真撮ろうとすると手が震えてしまいます。
しっかり脇を締めているのになぁ・・・。




2011/01/04

山里の記憶




 自分の生まれ育った山里の暮らしを記録に残そうと活動している友人がいます。
 彼はデザイナーであり、釣り人。 自分の会社を興し、仕事の傍ら渓流釣りを楽しみ、そして同時に渓流を育む山を愛し護る活動を始めた。
 「山里で暮らす人々の知恵や技を紹介し、その逞しさや繊細さを伝えることは出来ないだろうかと。
 (中略)
 山里の、特にお年寄りの技や心を取材して、絵と文章と何枚かの写真で残す。
 ここにこんな人がいて、こんな事を考えて、こんな技を持っているんですよ、と。
 そして、こんなにも元気に、こんなにも淡々と日々を生きているんですよ、と。
 山里に暮らす人々の応援歌として、山里を出た人々へは故郷や父母を思い出す触媒として見て頂けるようなものに出来たらいいなあと思っています。
 ごく普通の人々の暮らしと技。隣のおじいちゃんやおばあちゃんの事を描くように山里の暮らしを描きたい。そして、「私達はあなたのことをずっと記憶していますよ」とエールを送りたい。「山里の記憶」どこまで伝えることが出来るでしょうか。
 どうか絵の神様のご加護がありますように。」
 そんなコメントから始まったその活動は、ウェブサイトでも公開されるとともに既に何度か展示会を通して披露されてきたが、いよいよこの春その集大成として2冊の本に結ばれるとのこと。
 実は自分も同じことを考えている。
 後継者不足と言われて久しいここぶどうの産地勝沼であるが、このままでは産地としてどんどん衰退してしまう。
 なんとかしてぶどう作りの楽しさを、勝沼暮らしの魅力を発信していきたい、後世に伝えて行きたい、そう思って、例えばぶどう作りの作業や日常生活を記録に留めたいとずーっと思っている。
 手段としてはビデオや写真もあって、それらは比較的簡単に記録に残せる。でもなんだかどうしてもそこには魂が宿り難い。単に記録だけ残してもダメなのだ。その記録が、そこに記録されない幾多の記憶を呼び起こすようなものでなければ。手で描いたもの、これに勝るものはない。
 一度だけ、今度は勝沼を描いてくださいよ、とお願いしてみたことはあるが、丁重にお断りを戴いた。(笑) でもそれは当然と言えば当然。なぜなら、彼が勝沼で生まれ育った人ではないから。 自分にも人に何かを伝えられるだけの絵心と時間があったら、と嘆いたこともあったが、ぜひこの勝沼で生まれ育った人でだれかこの活動に共鳴してくれる人がいたらぜひ進めたいところである。いや、別に勝沼に思い入れのある人なら誰でも構わないのはもちろんである。
 とにかく、このままではこの風光明媚なぶどうの里は、人の心も暮らしもどんどん都会化してしまう。それは勝沼の魅力がどんどん少なくなってしまうことに他ならない。
 それってとても寂しい。
 だからこそとりあえず、今の自分にできることとして、ぶどう作りの楽しさをより多くの人に伝え、そして共有することを実行している。
 でも、今は、決して自分の能力のなさを嘆いたりしない。自分にできることをやればいいのだ。 その内、それは私に任せて!一緒にやろう!そういってくれる人が徐々に集まってくればいつか必ず実現するはずだから。
 友人の活動はどうぞこちらでご覧下さい。 http://members2.jcom.home.ne.jp/kuroo3/yamazato.html
(黒さん、勝手にイラスト拝借しました。)