2009/06/28

雹害

昨日で巨峰・ピオーネの袋かけが完了。
今年は史上最高の早さでこのときを迎えた。
まだロザリオが残っているものの、例年なら7月初旬までかかっていたのだから、今年はだいぶ早い。
で、最後の巨峰の畑の袋かけをしている最中に目にする雹害の粒。
数日前の摘粒作業のときにも時々眼にしたが、予想以上に被害は受けていた。
ここよりも南の畑ではもっとひどいらしい。
この程度の被害でホントよかった。

いよいよご登場となりました。
伊豆錦の畑で摘粒していたら、その棚と同じ高さの石垣の上の耕作放棄地が見事に運動会の後となっていた。
そして15mほど上ったところのアジロンの畑に行ってみたら 袋が一枚落ちていた。
もう食指を伸ばしてきたか。もとい、食鼻だな。
で周りを見回すと良い房に少しだけかけた袋の内の一つが泥で汚れていたので見たら袋が若干破れていた。
でも中の房は無傷。
鼻でいたずらしただけかと思って写真だけ撮って帰った。
そしてパソコンの画面でアップにしてみると、なんじゃこりゃ。
どう見ても、単にイノシシが鼻であしらった後には見えない なんだかパターンのような模様に見えるのだ。
タイヤで踏まれたか、あるいは長靴で踏んだ後か、そんな感じ。
石川のおたまじゃくしの謎は解けたようだが こちらでは新たな謎が・・・
明日もう一度検証してみよう。

2009/06/26

ほ~た~る~だ~ぁ


突然おふくろが外から玄関に入ってきて大騒ぎ!
「ホ、ホ、ホタルだよ!」
捕まえてきたらしく握っていた左手を開くと、オー! 光ってる。
家の下の畑にいたらしい。
「2匹飛んでただよ!」
二人で下の畑に行って取り急ぎおふくろの手からリリース。
思わずシャッター押しちゃったら光っちゃった。メンゴメンゴ。
まさか、上の方から生活廃水が垂れ流されている庭先のせぎから生まれたとは到底思えないけど、いったいどこから飛んできたんだろう。
そう、確かに子供の頃にはいまやコンクリートで固められた近所の小川にいたことはいたのだが・・・。 何はともあれ、うれしいなぁ。

憶えてる?

あるワインエキスパートの方が最近オーストリアへ行かれたそうで、 その方のブログでのレポートにこんなくだりが

「ホイリゲでは、脚のついていないワイングラスで飲むんですね。甲州の新酒シーズンにはぜひ取り上げていただきたいシェイプです。」

脚のついていないワイングラスと言えば、勝沼にもあったじゃん!
ということで、食器戸棚の奥の箱から十ウン年振りに引っ張り出した。
そう、今でこそワインと言えば脚のあるグラスで飲むのが当たり前に思われているけど、実はそんなことにこだわるのは外国かぶれした日本人だけかも知れない。

その外国には脚のないワイングラスなんてたくさんある。 勝沼は元々漬物やキンピラを肴に湯呑みで“ぶどう酒”を飲む習慣がちゃんとあった。これを勝沼のぶどう酒文化と言わずして・・・ま、それはともかくとして、いつの日か脚のついたかっちょいいワイングラスで飲むことがワイン文化であるかのごとく提唱した人がいたかどうかわからないけど、そっちの方がかっこよくて、昔ながらの湯呑みのような器で呑むことはダサくて、もはやそんな時代じゃないよという雰囲気に包まれちゃった。

ぶどうの丘ができた30余年前にはまだこの湯呑み文化が残っていたので、当時作られた初代勝沼グラスがこれ。
みんな憶えてる? だいたい40代以上の人は憶えているよね。

ワイングラス信者の口からは「なにこれ?ダサ!」という声が聞こえそうだけど、イヤイヤこれぞ勝沼の伝統的ワイングラスの基本的シェイプと言っても過言ではないと、私は思うのである。
脚付きグラスはいつも転倒することに気を配らなければならないから、全く気取る必要がない場面では意外と厄介者だったりする。

これ、復刻させませんかね。
しかも、脚付きグラスにいろいろな形状があるように、せめて白ワイン用、赤ワイン用くらいの形の違いがあってもいいよなぁ。
だって、外国の脚なしワイングラスにもいろんな形があるじゃんね。

ちなみにこの二つ、ちょっとシェイプが異なるのだ。
時代的にどっちが新しいかは不明だけど、右は当時の町内での結婚式のお土産にいただいたもので、厚みは薄く、底も薄い。要するに使用するガラスの量が少ないんだね。

2009/06/25

久しぶりジャンけ

朝飯食べ終わって畑に行こうとしたら、庭のど真ん中を移動中の小動物発見。
この時期になるとどこからか現れる沢がにくん。
一年ぶり? ま、とりあえず久しぶりジャン。
カメラを向けると一生懸命逃げる逃げる。 その足の速ぇ~こと。
こんなとこをうろうろしてると、親父に踏み殺されちもうぞ!
ということで、捕まえて庭の前のせぎへ。

巨峰の畑は袋かけ。
この景色になると、どーーーーーーっと安堵感。
かなり体力的にもきついけど、緑色の世界で仕事しているので適度に癒されているかもね。

そしてふと思い出して今年の接木の様子を見ると・・・
おーっと!順調に萌芽している。
写真は高接ぎと言って、既に棚に広がった枝に別の品種の穂を接ぐ方法。
この木は、台木に1種類目の品種があって、それに新品種を接いでいるので1本の木が3品種のぶどうで構成されていることになる。
この木の元々の新梢に接ぐこと10本。ほぼ全部が萌芽しそうだ。
初心者にしては上出来。
別の畑で育成中の台木に接いだものもほぼ9割が萌芽。
このままうまくいってくれよ~って感じ。
これで、今年新しく買った苗木が一気に5倍に増殖できた、かも。

2009/06/16

誰ですか?


月曜日の朝に発見。
親父が「支線を3本切られた!」って言うからてっきりチョッキンされたのかと思ったらそうじゃなかった。
どうやら日曜日の夜の出来事のようだ。
車がぶどう棚に突っ込んで杭3本の支線が吹っ飛ばされた。
緩い右コーナーの後の直線になったすぐの道沿いの畑。
杭が折られなかったのが幸いだったけど、車輪が畑の縁の石を越えている。
前輪がこの位置を通って杭に当たっていないところを見ると、車はボンネットがあるタイプかな?
それともスレスレのところでぶつからないで行ったのかな?
支線を3本も押し切っているので、車の左前はかなりの傷になっているはず。
近所の人ならすぐに何か言ってくるだろうけど、2日経っても誰も何も言ってこない。
支線の針金には黒っぽい塗料の痕跡が。 車の色はガンメタリックか?
大した損壊じゃないんだから、一言ごめんなさいって言ってくればいいのに。
何も言って来ないのは、こりゃちと酒臭いかぁ?
同じ部落の家に来た人が、お酒をよばれて帰る際に・・・って感じかな。 誰だぁ?あん?
摘粒で忙しいんだから余計な仕事増やさないでよね。

2009/06/12

来年用のお客さん


いやいやいや、とうとうお出でになられました。
来年のカレー用の鹿ちゃん。わーい(嬉しい顔)
しっかりぶどうの苗の葉っぱだけをお召し上がりになりました。
来年は新圃場で牡丹鍋、仙人カレー、食材がみんな揃っちゃう。あせあせ
いつかご対面したいなぁ・・・


2009/06/07

ジベ処理

藤稔、巨峰、ピオーネの1回目のジベレリン処理が完了。
朝5時から夕方6時まで目いっぱい頑張っちゃった。
今日はもうクタクタ。

2009/06/02

ぶどうの花見てみた~い! 
ぶどうの花の香り嗅いでみた~い!!

そんな人のために、こんなもの作ってみた。 ぶどう匂い袋。

昨夜ふと、昔空気の缶詰ってあったよなぁ・・・と。

中身は満開のベィリーAの房。 畑の空気と一緒にポリエチレン袋に入れただけだけどね。
結構匂いが漏れているような・・・

明日の夜のお届けだけど、この甘い匂い届けられるかなぁ・・・

上手くいったら来年は缶詰にしてみようかな、と。

【畑にしかないものアイテム エントリーNo.1】ぶどう匂い袋

2009/06/01

こりゃまだ・・・

今日の午後のおやつに、仕事場のオネエタマが岡島デパートで開催中の「おめざなんとか・・・」っちゅうイベントから買ってきてくれた。 

「プレーンと抹茶、どっちがいい?」 

お昼の弁当がちっともお茶の香りがしない抹茶蕎麦だったのでプレーンをチョイス。 
蓋を開けて一口。 

『なんでぇ!? こりゃまだ固まっちゃぁいんじゃんけ!』 

「やわらかプリンはそういうもんなの!」とたしなめられてしまった。 

ふんだけんど、うまいじゃん。

そりゃそうと、プリンと言えばちょっと黄色味がかかった豆腐のようなもんで、 
カラメルソースをかけて食うのが普通だと思っていたら、 
本家本元のイギリスのプディングはじぇんじぇん違うじゃんね。 

何年か前にイギリス土産だっちゅうでもらっただけんど 
電子レンジでチンして食えって書いてあったから 
その通りにして食ったけんど 
なんちゅうか 
フルーツケーキみたいな感じで 
日本のハウスプリンとは似ても似付かぬ代物だったさね。