近所のおっちゃんたちと数年ぶりの旅行。今回は沖縄。初沖縄なのだ。羽田空港が強風のために1時間近く出発が送れ、昼前にやっと到着。皆の第一声は「暑い!」
気温は25℃。しかもめちゃめちゃ蒸し暑い。
まずは那覇市内の国際通りで昼食。いきなり沖縄特産品オンパレード。
土産店の店頭にあったハブ酒のビンに一同釘付け。
沖縄は既に桜の峠が過ぎた。県庁前の木にはまだ花が残っていた。それにしても色が濃い。
首里城の中は鮮やかな花がいっぱい。ガイドさんの話では、5月の花が既に咲いちゃっているとか。本来なら雨が多い2,3月だそうだが、今年は雨も降らず、気候的におかしいと。同じころ関東地方ばかりか日本中が暑かったようだ。皆の心配は「うちに帰ったらぶどうの芽がほけちゃうかもしれん。」
今にもおくからおばあが出てきそうな古民家。(琉球村で)
奥におばあもいたけど、おじいがサーターアンドギーを売っていました。1個100円お茶付。ほんの30分前に昼飯をたらふく食ったばかりなのに・・・。甘すぎず、まいう。
夜は恩納村で地元の後輩杉浦君の経営するそばダイニング「桃香」へ。他のお客さんの迷惑顧みず、大盛り上がり! 一宮から遠く沖縄へ店を移して3年。頑張っている。
アグーのしゃぶしゃぶ、プチプチの海ぶどうは絶品。
泡盛をたっぷりいただいた割には爽やかな目覚めで2日目スタート。 やんばる熱帯園で初めて見たバナナの花に興奮。
そして今日のメインエベントである美ら海水族館へ。なんとここの前館長さんは菱山のご出身。 おー!マンタだぁ・・・。でかい!
めちゃめちゃ愛嬌のあるエイ。かわいい顔みたいだけどこちらは裏側。口?
水槽に近づきすぎるとカメラの枠に入りきらない巨大なジンベイザメ。
沖縄と言ったらやっぱりこの海。ものすごい透明感。美ら海というだけのことはある。しかも海臭くない。
最終日は歴史めぐり。平和祈念公園とひめゆりの塔で知られるひめゆり平和祈念資料館へ。とても小さなひめゆりの塔の脇にあるこの穴が第三外科壕。この深い暗闇の中で、戦火に傷ついた人々に懸命な治療が行われた。
こんなところで・・・。
沖縄県民をはじめ、多くの人たちの犠牲の上に今の日本の繁栄があるはずなのだが・・・ この施設の周辺には結構たくさんの土産物店が並んでいる。
その1軒に立ち寄ってみると・・・。
思わず目を疑った。そこには他のいくつもの普通のお土産に混じって、迷彩色の服や軍事用品のレプリカが・・・。
ここにこういう商品を置く店主は、いわゆる沖縄県民の戦争に対するものと同じ心を持ち合わせてはいないのだろうかとふと疑問に感じた。何か違う感じがする。この違和感はなんだ?
われわれは2泊3日の観光旅行の中で訪れたけど、でも、ここは決していわゆる観光地ではないはずだし、観光で訪れるところではないはず。
口で戦争反対を声高に唱えるのは簡単。でも、当時の悲惨な写真や、生き残って戦争の語り部となった人たちの言葉に接すると普段の自分の言葉や生き方がいかに軽いものか思い知らされる。
我々とすれ違いに高校生の修学旅行団が入った。彼らは何を感じたのかなぁ・・・。