2009/02/22

大好きなんです

隣接する畑でも迷惑だろうし、どうせなら管理させてください。
ということで、とっても眺めの良い畑を近所のお宅からお借りすることに。

10年も放置されていた畑なので、草がそりゃもう我が物顔で伸び放題で、高いところは2m以上もある。

ところがそこはわたくし草刈り大好き人間なのだ。
刈り払い機で片っ端からやっつけちゃう。
Befor Afterがはっきり違うので達成感が桁違い。
応援団もいるのでなんとも心強い。
高い枯れ草を倒すと、土の上にはもう青々とした草が小さな葉っぱを広げている。
黄土色の畑がたちまち緑色の畑に変わるだろう。
障害物が何もないから盆地の景色はバッチシ。

ここはお弁当を持って仕事に来たくなるかなぁ。
草刈りが終わったらトイレを設置して、イスとテーブルを置いて・・・と。
一応ぶどうを植える予定ではいるけど、花もいっぱい咲かせたい。

しかーし、草という草はいわゆるコジキ。あっという間にこんな状態に。
それにしても、結構な広さ。刈り終えてきれいな畑に戻るまでに1週間はかかりそう。
でも頑張っちゃうのだ。
ちなみに応援隊(勝沼人の大地倶楽部)も募集中で~す。

2009/02/17

初沖縄

近所のおっちゃんたちと数年ぶりの旅行。今回は沖縄。初沖縄なのだ。
羽田空港が強風のために1時間近く出発が送れ、昼前にやっと到着。皆の第一声は「暑い!」
気温は25℃。しかもめちゃめちゃ蒸し暑い。
まずは那覇市内の国際通りで昼食。いきなり沖縄特産品オンパレード。
土産店の店頭にあったハブ酒のビンに一同釘付け。

沖縄は既に桜の峠が過ぎた。県庁前の木にはまだ花が残っていた。それにしても色が濃い。
首里城の中は鮮やかな花がいっぱい。ガイドさんの話では、5月の花が既に咲いちゃっているとか。本来なら雨が多い2,3月だそうだが、今年は雨も降らず、気候的におかしいと。同じころ関東地方ばかりか日本中が暑かったようだ。
皆の心配は「うちに帰ったらぶどうの芽がほけちゃうかもしれん。」
今にもおくからおばあが出てきそうな古民家。(琉球村で)
奥におばあもいたけど、おじいがサーターアンドギーを売っていました。1個100円お茶付。ほんの30分前に昼飯をたらふく食ったばかりなのに・・・。甘すぎず、まいう。
夜は恩納村で地元の後輩杉浦君の経営するそばダイニング「桃香」へ。他のお客さんの迷惑顧みず、大盛り上がり!
一宮から遠く沖縄へ店を移して3年。頑張っている。
アグーのしゃぶしゃぶ、プチプチの海ぶどうは絶品。
泡盛をたっぷりいただいた割には爽やかな目覚めで2日目スタート。
やんばる熱帯園で初めて見たバナナの花に興奮。
そして今日のメインエベントである美ら海水族館へ。なんとここの前館長さんは菱山のご出身。
おー!マンタだぁ・・・。でかい!
めちゃめちゃ愛嬌のあるエイ。かわいい顔みたいだけどこちらは裏側。口?
水槽に近づきすぎるとカメラの枠に入りきらない巨大なジンベイザメ。
沖縄と言ったらやっぱりこの海。ものすごい透明感。美ら海というだけのことはある。しかも海臭くない。
最終日は歴史めぐり。平和祈念公園とひめゆりの塔で知られるひめゆり平和祈念資料館へ。とても小さなひめゆりの塔の脇にあるこの穴が第三外科壕。この深い暗闇の中で、戦火に傷ついた人々に懸命な治療が行われた。
こんなところで・・・。
沖縄県民をはじめ、多くの人たちの犠牲の上に今の日本の繁栄があるはずなのだが・・・
この施設の周辺には結構たくさんの土産物店が並んでいる。
その1軒に立ち寄ってみると・・・。
思わず目を疑った。そこには他のいくつもの普通のお土産に混じって、迷彩色の服や軍事用品のレプリカが・・・。
ここにこういう商品を置く店主は、いわゆる沖縄県民の戦争に対するものと同じ心を持ち合わせてはいないのだろうかとふと疑問に感じた。何か違う感じがする。この違和感はなんだ?
われわれは2泊3日の観光旅行の中で訪れたけど、でも、ここは決していわゆる観光地ではないはずだし、観光で訪れるところではないはず。
口で戦争反対を声高に唱えるのは簡単。でも、当時の悲惨な写真や、生き残って戦争の語り部となった人たちの言葉に接すると普段の自分の言葉や生き方がいかに軽いものか思い知らされる。
我々とすれ違いに高校生の修学旅行団が入った。彼らは何を感じたのかなぁ・・・。

2009/02/08

2月7日、フットパスを既に実施している全国5市町村が集まり、「日本フットパス協会」が設立された。 勝沼のフットパスは朝市から始まったということで、朝市会会長のT安氏がプレゼンを行い、パネルディスカッションのパネラーとして参加。甲州市からも勝沼を中心に10名以上の仲間で乗り込んだ。

昨晩は交流会で夜中まで盛り上がっちゃったので、このところ二度寝常習犯の自分としてはちょっと朝の目覚めが心配だったものの、爽快な目覚め。  一夜明けた今日は、日本フットパス協会設立記念として、地元町田市のNPOみどりのゆび主催のフットパスイベントに参加。  町田の多摩丘陵を歩いた。  この辺の丘陵地帯は標高120mくらい。大通りや住宅地から一山越えればそこはまさに原風景。
 
本当にここが新宿からわずか数十分のところかよ!と言いたくなる。  おらが勝沼よりもずっと田舎だ。  ガイドの説明を聞きながら、鎌倉街道の古道などを歩いた。

道端や畑からに縄文時代の土器の破片が見つかったり、かなりの驚き。 


お昼は地元の農家さんのお宅にお邪魔して、地域住民の歓迎を受けちゃった。



雲ひとつない快晴のフットパス日和だった。

2009/02/01

とうとうやってきた!本番の日。 

maker's dinner 特別編  ~注目テロワールのこだわりグレープグロワー(栽培家)を迎えて~ 
 『勝沼「菱山」ヴィンヤーズディナーin 日本橋 
 ~菱山自然野菜と菱山ワインのマリアージュ~ 』 


朝から落ち着かなかった。 

仕事場を引越し、借りていたアパートの一室の掃除を3日かけて徹底的にやったのだけど、夜になってなんとなく熱っぽい感じがしていた。 

ちょうど台所にあったキウィフルーツでビタミンCを補給し、QPコーワでビタミンB群を補給し、早く寝ようとしたけど、結局お客さんに配る菱山案内の印刷が夜中までかかってしまったのと、やっぱり寝付かれなかったのだ。 

朝10時過ぎに同行者さんたちを車で迎えに行き塩山駅へ。 10:45分のあずさで東京入り。 
まずは有楽町へ向かう。 
ランチは今年初めての「とかちの・・・」。 
店長に年始のご挨拶をして2度目のランチをいただく。 
前回は平日だったので確かサンドイッチだったが、今日は豚のソテーのランチセットをチョイス。しかもノムリエのM森君と一緒にグラスワインをいただく。いやぁ、昼のワインは廻る廻る。まいう~(^^)である。 

ビックカメラでM森君がネット直販で購入予定のDELLのノートパソコンを物色。 
見てるだけ~。
目 

そして神田へ移動してホテルへチェックイン。 

16:30 いざ出陣。なんとなく気分はGメン’75。話をしながらも頭の中ではあのテーマソングが流れていたのであった。
ムード 

簡単な打合せをし、準備をしていると 
18時スタートなのに17時半前に既にお客さんが寄り始めた。 
よーーーーーーーーーーーーーーーっし!いよいよだぁ! 
ちょっとだけ緊張感が漲ってきた。 

スタート予定の18時にはほとんどのお客さんが入られ、チョイ遅れ程度でスタート。 


nabeさんの司会でいよいよ幕が上がった。幕はないけどね。 

既に最初の甲州果汁のサングリアがサーブされる。 

今回は乾杯無しにして、自動車レースで言えばローリングスタート。 

あ、写真撮り忘れた。 
我が家のスペシャル甲州果汁をかざま甲州(これだけは都合により菱山ではなかった)で割り、炭酸をちょっとプラスしたサングリア風の食前酒。 

あ、口当たり良すぎ。おかわりしたくなった。 

これと一緒にサーブされたものは自家製葡萄フォカッチャ。 
去年の暮れに試作した甲州とベイリーAのなんちゃってレーズンを使ってもらった。 
後で聞いたら、フォカッチャそのものはちょっと醗酵がうまくいかなかったそうだけど、そんなことはちっとも気にならなかった。 
それよりも、種があったはずのレーズンなのに・・・ 
なんと一粒一粒種を抜いたそうな・・・恐れ入りました。 



↑これが問題のなんちゃってレーズン。茶色いのが甲州、黒いのがベィリーA。できたては乾燥させすぎで皮が硬くてとても食えない。それを○○漬けにすることで、えー!こんなに!?てなことになる。それがマスダマジック。

そして最初のワイン。
勝沼醸造が葡萄栽培者別に仕込んだワインの中から「三森紀行」をチョイス。 
サッパリした柑橘系の香りと樽香がほのかに香る甲州のスタンダード的な味わいのワインに合わせられた料理は「雪化粧カボチャのクローヴパイ グリエールチーズ」 
おーなんともシンプルな味わい。 
カボチャの自然な甘味、種の香ばしさ、パイのさくさくした食感とワインが口の中でマリアージュ。まいう
~(^^)。

当初の緊張もマスダマジックにより完全に解放された。 

ワイン2本目はダイヤモンド酒造の「ひしやま甲州」 
そして料理は「菱山産キタアカリ&枯呂柿のガレット」 
あれ?枯露柿じゃないの?と突っ込みを入れたお客様も約1名いらっしゃいましたが、ま、それはご愛嬌。いいんですこれで。 

さて、ひしやま甲州と言えば、甲州ワインの中でもちょっと異端的なイメージを持っていたのだが・・・。あの香りそして味わい。 
ところが昨夜のひしやま甲州はなんだか別物だった。 
なんだか刃を丸められたナイフみたいな感じ。 
それがこの料理とのマリアージュによるものなのか・・・ 
あの尖がっていたヤツが、結婚したらエラク丸くなっちゃった、そんな感じ。 
でもまいう~(^^)であることに違いはない。 

で、この辺でスライドショーを使って菱山をご紹介。 

次は我が「勝沼人の大地」に合わせるは「米沢豚とあぶら菜の香味焼き」 
スパイスを使っている割にスパイスの自己主張が小さいので、大地とバッチリ。 
これは本来はメチャメチャスパイシーなのにワインだけで煮込むことで結果的にワインのつまみに食べられちゃう我が仙人カレーと同じ道を行くって感じ。美味い。 

「クアトロ菱山果汁のグラニテ」も登場。 

我が家の完熟葡萄果汁で作ったシャーベット。 
ちなみにクアトロ(4種)はアジロンダック、マスカット・ベィリーA、巨峰&ピオーネである。 
我が家のピザ会でもクワトロフォルマッジョは定番中の定番。

後半は赤ワイン。 

最初は四恩醸造のローズ2008。 
このワインに合わせる料理が一番悩んだそうだが、なんとそれは「菱山野菜のおでん 田舎味噌」。 
しかしこのワイン、作り手の小林君曰く「究極のテーブルワインを目指す」と言うことなので、気取った料理よりも、日本の家庭料理的なものが合うことは間違いないのである。 
しかもこのワインは、マスカット・ベイリーAに甲州がちょっと加わっている。 
そのせいか、色は赤いが、赤ワインとしてとらえるよりは赤い白ワインと見た方がいいかもしれない。 
だからこそこのワインにおでんが合っちゃうのだ。 
そしてそこに味噌。2年ものと3年ものの味噌をブレンドしてさらにワインビネガと、私の記憶が確かならば味噌の中にタカノツメが入っていたような・・・ 

ところがこのおでん。中でも極太の牛蒡との合性が良かったのは、我が勝沼人の大地の白だったりして。ちなみに標高がほとんど同じの甲州の圃場の近くのお宅から提供していただいたものである。


そして最後は我が「勝沼人の大地」赤と「marche’ハヤシライスとパンダ豆」。 
なんとハヤシライスである。 
このハヤシライスはメチャうま。 
ちょっとまだ若い感じがする2007の大地だけど、そのほのかなバニラ香がハヤシライスのドミグラスソースに妙にマッチングー。


てなことで、もうもうもう大成功! 
感動したぁ!


おいでいただきました皆様。本当にありがとうございました。 

で、これで味をしめて次回は・・・ 
ヨコハマが呼んでいるような気がするのだが・・・

と、その前に、この料理を再現して菱山ワイン会をやらなきゃ。